水族館

2026年9月14日14:31



青の静寂に包まれた空間に足を踏み入れた瞬間、日常のざわめきが嘘のように消えていった。頭上をゆったりと横切る巨大なエイの姿に見とれながら、時間を忘れて水槽の前に佇む。群れをなして光の粒のようにきらめく小魚たちや、ぷかぷかと気まぐれに漂うクラゲの姿は、見ているだけで心の中の澱みがすーっと洗い流されていくようだった。海の生き物たちのリズムはなぜこんなにも人を惹きつけるのだろう。冷んやりとした館内の空気と深いブルーの余韻を胸に抱きながら、帰り道の夜風に吹かれて家路についた。

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